パンダの食べ残しが里山守る 竹の幹が返礼品に変身

おいしそうに竹の葉を食べるジャイアントパンダの彩浜=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド
おいしそうに竹の葉を食べるジャイアントパンダの彩浜=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

 国内最多7頭のジャイアントパンダを飼育している和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」に、大阪府岸和田市が生えすぎた竹をパンダの餌として提供する取り組みを10年にわたり続けている。さらに昨年、パンダが食べない竹の幹の部分を無駄にせず利用するための協定を両者が締結。資源循環の協力は新たな段階に入っている。  (張英壽)

食べ続けて100キロ

 3月下旬、青空が広がる午後、アドベンチャーワールドで2歳の雌のパンダ「彩浜(さいひん)」が次々に竹の葉を口に運んでいた。時折水を飲むほかは、そばに置かれた葉を食べ続けており、入園者がカメラやスマートフォンで熱心にその姿を撮影していた。

 広報担当者は「午後は眠ることも多いのですが、起きている間は一日中、竹の葉を食べています」と教えてくれた。