withコロナ時代の健康相談

第8回:ワクチンを接種して~副反応とその対処

 インフルエンザワクチンの接種後に倦怠感と微熱が出て以来、ワクチンの接種は受けていません。コロナのワクチンでは2回目の接種後の副反応で高熱が出ている人もいるようです。コロナワクチンの接種後に発熱や頭痛、倦怠感が出た場合、どうしたらいいでしょうか。(70代男性)

 65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナワクチンの接種が始まりました。第6回で触れましたが、ワクチン接種が進んでいるイギリスやイスラエルでは、新規感染者や重症化する人が減り、徐々にコロナ前の日常を取り戻しつつあります。ワクチン接種の「益」は、その「害」を大きく上回ります。

「副反応」のほとんどは、体内に免役がついたことを示す一過性のもの

 ワクチンの目的は、ウイルスや病原体に対する免疫力をつけることです。そのため、ワクチンには免疫反応を高めるもの(アジュバント)が含まれています。今回のファイザー社やモデルナ社のワクチンの場合、ワクチン本体のメッセンジャーRNA(mRNA)自体も、それを包み込んでいる脂肪の膜も、免疫を高める作用を持っています。局所で免疫反応が高まれば、接種部位に一過性の腫れや痛みが出ます。接種箇所を抑えた時には痛み(圧痛)が出たり、場合によっては発赤が出たりします。人によっては、全身の反応を起こし微熱(37.5℃辺りまで)、頭痛、倦怠感が出る事もあります。ただ、出てもほとんどの人は軽微な副反応(副作用)です。

ワクチン接種後の私に起きた副反応