宇宙で名を上げた大阪の魔法瓶。トラだけでなくゾウもあるぞ

浪速風
Messenger

船に揚げられる小型回収カプセル=11日、南鳥島近海(JAXA提供)

船に揚げられる小型回収カプセル=11日、南鳥島近海(JAXA提供)

 国際宇宙ステーション(ISS)での実験試料を地球に持ち帰るカプセルが無事帰還した。二重構造のステンレスで真空の空間を作って断熱し、大気圏突入時の高温と重力に耐えられる“究極の魔法瓶”である。宇宙航空研究開発機構(JAXA)とタイガー魔法瓶(大阪府門真市)が共同開発した。

 ▼大阪には魔法瓶のメーカーが多い。明治末にわが国に入り、日本電球が電球づくりの真空技術を生かして初めて国産に成功した。当時の大阪はガラス工業の中心地で、それらのメーカーが次々に参入。東南アジアやインド、中近東方面で人気を呼び、花形の輸出産業になった。