駐日ロシア大使 抑留者の文章をどう読んだか

Messenger

 詩人の石原吉郎は大戦後、ソ連に8年抑留された。極限生活を経たその言葉は胸を突く。「ここにおれがいることを、日に一度、かならず思い出してくれ」。刑務所に収容されたときの心の叫びをそうつづった。祖国から忘れられることは、恐怖にほかならなかった(「望郷と海」)。