浪速風

桜咲いて、思い出す

 「漂泊の俳人」種田山頭火には桜の句も多いが、この季節はよほど気分が高揚したのか、「日本の春だ、日本人の歓喜だ。過去をして過去を葬らしめよ、昨日は昨日、明日は明日、今日は今日の生命を呼吸せよ。小鳥のやうに、あゝ小鳥のやうにうたへ、そしてをどれ」と日記に書いている。