浪速風

手前みそだが、名著との出合いのきっかけに…

 お盆休みの帰省の新幹線はいつもなら退屈なものだが、今年は和辻哲郎の「古寺巡礼」(岩波文庫)を読みながら過ごしたことで、しばし時間を忘れた。本との出合いは、本紙夕刊1面で読者の本にまつわるエッセーを掲載している「ビブリオエッセー」。大阪府吹田市在住の濱野茂さんによる7月19日付の一編だ。