浪速風

出よ道頓堀のモーツァルト

 ある冬の夜、評論家の小林秀雄が大阪・道頓堀を「うろついていた」とき。「突然、このト短調シンフォニイの有名なテエマが頭の中で鳴ったのである」。鳴ったのはモーツァルトの交響曲だった。評論「モオツァルト」に書かれている。