浪速風

窓を開けて見る「コロナ後」の世界

 先日、すっかり忘れていた感覚を思い出したできごとがあった。電車の中で、頭上を風が通り抜けたのである。「あれ?」と見渡すと、前の席の窓が半分ほど開いていた。昔は気候のいい時期はそうしたものだが、冷暖房完備の今は閉じ切った車両に慣れ、窓が開けられるかどうかということすら考えることがなかった