浪速風

たたき上げ宰相に望むこと

 大阪や京都では昔、子供は小学校を卒業すると奉公に上がるのが常だった。丁稚(でっち)さんから始まり、手代、番頭となり、長年勤めあげると「別家(べっけ)」となる。のれんや屋号が与えられて独立するのだが、中には主家の娘の婿になったり、跡取りがいないと選ばれて後継者になったりすることもあった