浪速風

伝統技術を残すには

 「堂や塔を作る技術というのは、細々とひきつがれてきたんです。なにもわたしらが、新しく考えたのとはちがいます」。奈良・法隆寺の宮大工の家に生まれ、最後の棟(とう)梁(りょう)と呼ばれた西岡常一さんはそう語っていた(「木に学べ」)。祖父や建物を通じて飛鳥時代の工人の技術を学んでいた