浪速風

冬の日 ともにコロナと戦いたい

 藤沢周平の時代小説は、ときにささやかななぐさめともなる。こんな時期なら短編「冬の日」がいい。子供のときつながりのあった清次郎とおいしが、それぞれに苦労を重ねた後に再会する。師走になって10日ほどたったころ、おいしが清次郎を訪ねてくる。