浪速風

宮本常一没後40年 古きよき日本

 30日は民俗学者、宮本常一(つねいち)の命日である。没後40年となる。郷里である山口・周防(すおう)大島町の島の暮らしを描いた「家郷の訓(おしえ)」はとりわけ好きな1冊だ。山道が崩れていれば直した祖父。家族の分だけでなく、両親を亡くして他郷にある近所の若者らの食事を作り、陰膳(かげぜん)を据えた母。