外交安保取材

日本版GPSに米国の監視装置搭載へ 宇宙でも抑止力強化 

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準天頂衛星システム「みちびき」のイメージ図(内閣府宇宙開発戦略推進事務局ホームページより)

準天頂衛星システム「みちびき」のイメージ図(内閣府宇宙開発戦略推進事務局ホームページより)

 昨年末に改定した防衛力整備の基本指針「防衛計画の大綱」で「新たな領域」として位置付けた宇宙領域に関し、政府が初の取り組みとなる米国との安全保障協力を検討している。日本版の全地球測位システム(GPS)として運用している準天頂衛星システム「みちびき」に米国の宇宙状況監視(SSA)装置を搭載する案だ。攻撃に弱い衛星に米国の装置を載せることで日米一体のシステムとし、他国からの攻撃を抑止する狙いがある。

人工衛星に相乗り

 みちびきは、位置と時刻を特定する測位衛星として昨年11月からサービスを開始している。現行は4基体制だが、2023年度までに7基体制とする計画で、6、7号機に米国のSSAセンサーを取り付ける案が検討されている。