統一地方選

保守分裂・島根は丸山氏、大庭氏が横一線

街頭演説で公約などを訴える候補者=松江市
街頭演説で公約などを訴える候補者=松江市

 4月7日投開票の知事選のうち、大阪府と北海道を除く9県知事選の情勢は次の通り。(敬称略)

福岡は小川氏優勢

 元首相の故竹下登と元官房長官の青木幹雄の下で「竹下・青木王国」と呼ばれた島根は、44年ぶりの自民分裂選挙。自民中堅若手県議が支援する丸山と自民推薦の大庭の2新人が横一線で激しく競っている。

 「県民党」を掲げる丸山は連合島根とも連携し、立憲民主、国民民主支持層への浸透も目指す。大庭は国会議員やベテラン県議の応援を受けて組織戦を展開、自民支持層固めを急ぐ。同じ自民系の島田と共産推薦の山崎の2新人は支持の広がりを欠く。