終盤国会に新たな火種 「老後2000万円必要」で野党「責任放棄」と攻勢

老後資金が不足しないように金融庁がまとめた報告書
老後資金が不足しないように金融庁がまとめた報告書

 今国会の会期末が26日に迫る中、金融庁の「人生100年時代」に向けた報告書が新たな火種として急浮上している。年金だけで老後資金を賄えず、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要との試算に、野党は「国の責任放棄だ」と非難。安倍晋三首相と全閣僚が出席する10日の参院決算委員会で追及する構えだ。与党は過去に、年金問題で参院選に惨敗した経験もあるだけに、火消しに躍起となっている。

 「上から目線で『だから2000万円ためろよ』というような発信をしたのは間違いない。そんな貯蓄は無理だという人たちが圧倒的多数だ」

 立憲民主党の枝野幸男代表は8日、横浜市で記者団に、報告書の書きぶりを厳しく批判した。