正論

稀に見る時代と社会変革の兆し 名古屋市立大学教授・松本佐保

名古屋市立大学の松本佐保教授
名古屋市立大学の松本佐保教授

 2020(令和2)年は歴史に残る1年となった。感染症、国内・国際政治の側面から考察する。

 新型コロナウイルス感染の世界的な拡大は、スペイン風邪の大流行からほぼ100年、この時は第一次世界大戦中からその終結期であった。その時代に生きている人は、そのような感覚はなく、早くこの困難から脱したいと思うだけだろう。「ニューノーマル」、新しい生活様式という言葉が流行(はや)り、大きな社会的な変化が見込まれている。100年に1度の大革新が起こる可能性があるのだ。