武漢邦人帰国1年 現地チーム指揮した外務省局長「見えぬ不安、必死の作業」

インタビューに応じる外務省の植野篤志・国際協力局長=外務省
インタビューに応じる外務省の植野篤志・国際協力局長=外務省

 新型コロナウイルスの感染拡大で「ロックダウン(都市封鎖)」された中国湖北省・武漢の在留邦人を帰国させるため、当時の安倍晋三首相がチャーター機の派遣を表明して26日で1年。その3日後の29日に帰国した第1便から2月17日到着の第5便まで、過去にない感染症の発生による邦人退避オペレーションが展開された。駐中国公使として現地に入り、邦人の帰国支援にあたった外務省の植野篤志国際協力局長が当時の状況を振り返った。

大使館のバスで現地へ

 昨年1月23日、中国政府は突如、武漢のロックダウンを発表した。