4日告示、千葉県知事選 自民不祥事波及も 立民は与野党対決を強調

知事選を控えた千葉県庁=1日(小野晋史撮影)
知事選を控えた千葉県庁=1日(小野晋史撮影)

 任期満了に伴う千葉県知事選(21日投開票)が4日、告示される。衆院議員の任期満了を10月に控える中、首都圏では菅義偉政権発足後、初の大型選挙となる。主要2候補をそれぞれ自民党と立憲民主党が支え、国政での相次ぐ不祥事で自民には逆風が吹く。立民は、党派を超えた支持拡大を強調する立候補予定者を差し置き、与野党対決を強調し始めた。(小野晋史)

 今回の知事選は、自民と協調しながら県政運営を続けてきた森田健作知事(71)が退任を表明し、3期12年ぶりに新人同士の戦いとなる。既に8人が立候補に向け、供託金300万円の支払いを含む事前審査を終え、かつてない乱戦となる見通しだ。

 中でもいずれも無所属で、県議会最大会派の自民が推薦し、同党県議を10年間務めた関政幸氏(41)と、立民が県議団として支持し、千葉市長を3期12年間務めた熊谷俊人氏(43)の若手2人が主な対立軸となる。

 関氏は昨年11月の立候補表明後、自民の組織力を生かして県内全54市町村を巡回。知名度の向上や保守層を中心とした票の掘り起こしに努める一方、県歯科医師会や農業関係、各種業界団体などから支援を取り付け、支持拡大に全力を尽くす。

 同党県議団も一枚岩での支援を決めたが、ポスター張りやポスティングに消極的な一部県議がいるのも事実。水面下で一貫して熊谷氏を応援する県選出の国会議員もおり、県連幹部からはいらだちの声が上がる。