10月5日

産経抄
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 東京大空襲で築地市場はほとんど無傷だった。米軍は早くから、使い道があると判断していたらしい。接収は昭和20年秋から始まった。青果部の施設は、米軍のための洗濯工場となる。米国から最新鋭の機器が運び込まれ、日本人の従業員が昼夜2交代で作業していた。

 ▼『築地市場 クロニクル1603-2018』(朝日新聞出版)には、洗濯工場の様子を伝える貴重な写真を含めて、約400枚が掲載されている。築地市場の83年の歴史をたどる一冊は、明日6日に営業を終え、豊洲市場に移転するのにあわせて刊行された。