10月11日

産経抄
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 ユニ・チャームの創業者、高原慶一朗さんが、前身となる会社を設立したのは、昭和36(1961)年である。その翌年には、米国へ視察旅行に出かけた。一番驚いたのは、サンフランシスコのスーパーでの光景である。

 ▼女性客が山積みされた生理用品を、まるでポテトチップスを買うような気楽さでカゴに放り込んでいた。日本ではまだ、薬局の片隅で人目をはばかって売られていた時代である。高原さんはひらめいた。「いいものつくって、明るく売ったらいける」。