11月15日

産経抄
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 「日本の文化は米づくりのうえにきずかれ、山や川の自然も、農民により、米づくりを通して守り育てられてきたのでした」。評論家の富山(とみやま)和子さんは、『お米は生きている』(講談社)の後書きに書いている。

 ▼ところが、日本人の米離れが進み、海外からの食糧の輸入は増えるばかりだ。農業に従事する人たちの高齢化も、深刻な問題である。米づくりが廃れたら、山紫水明の国土は荒廃し、農村の姿は一変してしまう。そんな危機感を抱きながら30年間編集を続けてきたのが、「日本の米カレンダー」である。