11月21日

産経抄
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 昨日に続いて、番付について書く。何より江戸の庶民の関心を引いたのは、当時の金持ちのランキング、いわゆる長者番付であろう。たとえば「新板大江戸持○長者鑑」と題した番付は、170人の富豪を紹介している。

 ▼主催者となる「勧進元」を務めたのは、「越後屋八郎右衛門」、江戸、京都、大坂に呉服屋を構える日本一の豪商である。江戸研究家の菅野俊輔さんによると、年間収入は、現在の貨幣価値で17億5500万円に達していた(『江戸の長者番付』)。