12月28日

産経抄
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 「私は一本のロウソクをとりあげて、皆さんに、その物質としての身の上話をいたしたいと思います」。『ロウソクの科学』(KADOKAWA)は、こんな書き出しで始まる。

 ▼平成28年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典さんが、科学者を志すきっかけとなった本と紹介して話題になった。ロウソクを使った実験を通して、科学の奥深さを語りかけている。英国の物理学者、マイケル・ファラデーが150年以上前のクリスマスに行った講演録である。