昨日の全豪オープンテニス男子1回戦、錦織圭選手は2セットダウンからの逆転勝ちだった。12日に82歳で亡くなった女優の市原悦子さんは著書で、そんな錦織選手に苦言を呈している。「もっと余裕をもって勝たなきゃ…上までいかない」(『白髪のうた』)。
▼某スポーツ紙に「ウィンブルドンに連れてって」と直訴したほどのテニス通だった。「おっとりしたお母さん」のイメージが強い市原さんは、実は抜群の運動能力の持ち主でもある。「私のところに3年通ったら、オリンピック選手にしてみせる」。俳優座の養成所時代、体操の先生から誘われたほどだ。無類の稽古好きという点も、一流のアスリートと共通する部分だった。