1月19日

産経抄
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 「北と南が手を握って日本の罪悪を暴き…」。北朝鮮の李種革(リ・ジョンヒョク)・朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長は昨年11月、韓国での国際シンポジウムでこう訴えた。韓国最高裁がいわゆる徴用工訴訟で、日本企業に損害賠償を命じる確定判決を出したことを受けての共闘宣言である。

 ▼判決は今後、拉致問題を解決して北朝鮮と国交正常化交渉を行う際の障害にもなりかねない。平成14年9月の日朝平壌宣言は、請求権を相互に放棄し「完全かつ最終的に解決」した日韓請求権協定と同じ枠組みでできているが、判決は協定を骨抜きにした。