産経抄

1月28日

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 「テニスでは、あと一本で勝つという時が難しい。人間って必ず欲、煩悩が出るから。何がなんでも勝ちたいという気持ちが出てしまう。それを『待ってました!』とばかりに相手に見取られてしまう」。

 ▼以前のコラムでテニス通と紹介した、故市原悦子さんの言葉である。全豪オープン女子シングルス決勝の第2セットで、大坂なおみ選手(21)は、まさにそんな状況に追い込まれた。相手のクビトバ選手(28)に3本のマッチポイントをしのがれて、セットを失う。