産経抄

1月30日

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 『罵詈(ばり)雑言辞典』を編集した奥山益朗(ますろう)さんは、前書きでぼやいている。「日本語は実に罵言の貧困な言葉だ」「ことに東京を中心とした共通語には、ロクな罵語がない」。

 ▼その点で関西は「罵言の先進国」と持ち上げるのだが、関西出身の小欄はとても喜ぶ気にならない。「殺すぞ」「このくそがき」。昨年1月、兵庫県西宮市の当時の市長が、取材中の新聞記者を口汚くののしり、市民を唖然(あぜん)とさせたものだ。今度は明石市の泉房穂(ふさほ)市長(55)が、「暴言市長」の名乗りを上げた。