産経抄

2月9日

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 どうやら、柳の下に二匹目のドジョウはいないようである。野党は厚生労働省の「毎月勤労統計」が不適切な調査だと発覚した際、平成19年5月の第1次安倍晋三政権時代に明るみに出た「消えた年金問題」の再来だと意気込んだ。安倍政権が倒れる端緒となった不祥事だった。

 ▼当時、約5千万件もの年金保険料納付記録の未統合・紛失があらわになると、内閣支持率は10ポイント以上急落した。実は社会保険庁の長年にわたる怠業が引き起こした問題だったが、矛先は時の政権に向けられた。実行犯である社保庁の組合は、民主党の支持母体だったにもかかわらずである。