産経抄

2月22日

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 アレルギーという言葉は20世紀のはじめ、オーストリアで生まれた。かつて日本では、原因がわからない病気は何でもアレルギーと呼んでいた。

 ▼そのアレルギーの謎を解明したのが、昨年7月に92歳で亡くなった免疫学の第一人者、石坂公成(きみしげ)さんと妻の照子さんである。二人が米国に渡ったのは、1962年だった。石坂さんはアレルギーを引き起こすと考えられる物質を自分の背中に注射して、反応を確かめた。