産経抄

3月7日

 かつて「日産の救世主」ともてはやされた前会長、カルロス・ゴーン被告(64)の功績は、業績のV字回復にとどまらない。多くのファンが待望していた名車の復活も成し遂げた。

 ▼その一つが、スポーツカーの「フェアレディZ」である。昭和45(1970)年に米国で、「ダットサン240Z」の名で発売され、大ヒットを飛ばした。当時米国日産の社長だった片山豊さんが、開発を指揮していた。