「監督は絶対無理です。人望がない、本当に。それぐらいの判断能力は備えている」。現役引退を表明した米大リーグ、マリナーズのイチロー選手は21日深夜に始まった記者会見で強調した。不謹慎かもしれないが、平成20年9月の福田康夫首相の辞任記者会見を連想した。
▼言葉が人ごとのように聞こえると問う記者に対し、福田氏は言い放った。「私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたと違う」。本当に客観視できるのなら、日本の「監督」になろうなんて思わなかったはずだと、首をひねったものである。
「監督は絶対無理です。人望がない、本当に。それぐらいの判断能力は備えている」。現役引退を表明した米大リーグ、マリナーズのイチロー選手は21日深夜に始まった記者会見で強調した。不謹慎かもしれないが、平成20年9月の福田康夫首相の辞任記者会見を連想した。
▼言葉が人ごとのように聞こえると問う記者に対し、福田氏は言い放った。「私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたと違う」。本当に客観視できるのなら、日本の「監督」になろうなんて思わなかったはずだと、首をひねったものである。