産経抄

4月4日

 米国の首都ワシントンでは先月末から、全米桜祭りが始まり、桜並木も見頃を迎えている。苗木はもともと日本から贈られ、長年日米友好の象徴となってきた事実はよく知られてきた。ただ、実現までには多くのハードルが存在した。

 ▼その一つが、病虫害である。1910年に到着した最初の2000本の苗木は、農務省の検査を通過できず、すべて焼却処分された。日本側はひるむことなく2年後には、完全に害虫を駆除した3000本を用意して、ポトマック河畔での記念植樹にこぎつけた。