産経抄

4月30日

 平成の終わりにあたり、何か感動的な話や気の利いた文句を書こうとパソコンの前に座ったが、何も浮かんでこない。記者としてお恥ずかしい限りだが、平常運転で出発進行するとしよう。

 ▼恥ずかしい話をもうひとつ書く。3年前の7月13日午後7時のNHKニュースは、終生忘れないだろう。天皇陛下が譲位の気持ちを伝えられた、という大スクープが報じられたのだが、宴席中だった小欄の赤い顔は、たちまち真っ青になった(同席した酔客の話だから当てにならぬが)。