「とかく日本人は椅子に座りたがり過ぎる」。映画監督の故大島渚さんが、平成7年に雑誌に寄稿したエッセーで指摘していた。立食パーティーでさえ壁際にずらりと椅子が並んでいる、とあきれている。
▼長い間の畳の生活から、椅子の生活になってまだ歳月がたっておらず、一人で立っていることに慣れていない。これが大島さんの推論だった。実際、日本人が座っている時間は、世界でトップクラスだとするデータがある。
「とかく日本人は椅子に座りたがり過ぎる」。映画監督の故大島渚さんが、平成7年に雑誌に寄稿したエッセーで指摘していた。立食パーティーでさえ壁際にずらりと椅子が並んでいる、とあきれている。
▼長い間の畳の生活から、椅子の生活になってまだ歳月がたっておらず、一人で立っていることに慣れていない。これが大島さんの推論だった。実際、日本人が座っている時間は、世界でトップクラスだとするデータがある。