産経抄

8月27日

 いかにも世界最大の熱帯雨林アマゾンを有する、南米ブラジルらしい演出だった。3年前のリオデジャネイロ五輪の開会式である。約1万人の選手は入場の際に植物の種が渡され、行進中に大地に見立てた箱の中の鉢に植えた。

 ▼箱はやがて緑の樹木となり、五輪の輪を形作る。アマゾンは大量の二酸化炭素を吸収し、地球上の酸素の20%を供給しているとされる。「地球の肺」とも呼ばれるジャングルを守りたい、との願いが込められていた。