産経抄

9月2日

 「たっぷりの大根おろしとともに脂の乗ったサンマの塩焼きを久しぶりに堪能した」。昨年9月初旬のコラムに書いている。7月の初セリでは過去最高値がつくほど水揚げが少なかったが、8月下旬になって北海道沖で漁獲が回復していた。

 ▼今年は本格的な漁期を迎えても深刻な不漁が続く。北海道根室市の花咲港では、水揚げ量が昨年の1割程度しかなかった。市内の鮮魚店では、昨年の約2倍の1匹350円で並んでいる。過去最悪だった平成29年に続く不漁となる雲行きだ。