産経抄

9月19日

 ソロモン諸島は、日本からはるか6000キロも離れた南太平洋の島嶼(とうしょ)国である。南部のガダルカナル島にある、首都ホニアラの国際空港が玄関口となる。もともと日本軍が昭和17年7月に上陸して建設した飛行場だった。

 ▼やがて米軍が奇襲をかけて占領する。翌年2月に日本軍が撤退するまで、両軍は死闘を繰り広げた。約2万1900人の日本軍将兵が命を落とし、今も数千人分の遺骨が残されたままだ。物資の補給が途絶えたことで、餓死や病で倒れた兵士は1万人を超え、餓島とも呼ばれてきた。