人にはそれぞれ、心の琴線に触れる言葉があるのだろう。安倍晋三首相は4日の所信表明演説で、多様性を認め合い、老若男女の誰もが個性を生かすことができる社会を目指すキーワードとして、山口県仙崎村(現長門市)出身の詩人、金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』の一部を引いた。
▼「みんなちがって、みんないい」。小鳥のように空は飛べずとも、鈴のようにきれいな音は出せずとも、私にも私の良さ、価値があるという肯定の詩である。安倍首相がこの一節を、これまで何度も引用してきたことを覚えている人も少なくなかろう。
人にはそれぞれ、心の琴線に触れる言葉があるのだろう。安倍晋三首相は4日の所信表明演説で、多様性を認め合い、老若男女の誰もが個性を生かすことができる社会を目指すキーワードとして、山口県仙崎村(現長門市)出身の詩人、金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』の一部を引いた。
▼「みんなちがって、みんないい」。小鳥のように空は飛べずとも、鈴のようにきれいな音は出せずとも、私にも私の良さ、価値があるという肯定の詩である。安倍首相がこの一節を、これまで何度も引用してきたことを覚えている人も少なくなかろう。