産経抄

10月12日

 「常に政治は一寸先は闇であり光だ」。国民民主党の玉木雄一郎代表は10日の記者会見で語った。玉木氏を目にかけている亀井静香元金融担当相が9日のBS-TBS番組で、今年夏頃に同党と自民党の大連立構想が持ち上がっていたと明かしたことを、記者に問われてのことである。

 ▼玉木氏の言葉はもちろん、「寝業師」と呼ばれた自民党の故川島正次郎副総裁が述べた「政界一寸先は闇」をもじったものだろう。ちょっと先のことですら予想が付かず、まさしく来年のことを言えば鬼が笑う百鬼夜行の政治の世界を、ずばり言い表した名言である。