産経抄

11月14日

 英国のEU離脱は先月末、3度目の延期が決まった。ジョンソン英首相がなぜ、10月31日、すなわちハロウィーンでの離脱にこだわったのか。先日の日経新聞に載っていた、芸術文明史家の鶴岡真弓さんのコラムで合点がいった。

 ▼ハロウィーンといえば収穫祭のイメージが強いが、その起源である万霊節はケルト文化では「大晦日(おおみそか)」にあたる。北ヨーロッパの厳しい冬を乗り越え、復活を誓った翌朝に、新制度を迎えるというわけだ。たとえばEUのマーストリヒト条約発効も、1993年11月1日だった。