産経抄

1月4日

 令和の世になって初めての正月を迎えた。今年は東京五輪・パラリンピックの開催年でもあり、元日はすがすがしくワクワクした気分で過ごしたかったが、職業柄、少し気が重い恒例行事も避けられない。何のことはない他紙の朝刊紙面のチェックだが、やはり「またか」とうっとうしい心持ちとなった。

 ▼朝日新聞は社説で、いつもの安倍晋三政権批判を繰り返していた。「メディア批判を重ね、報道の自由や表現の自由を威圧する。批判者や少数者に対する差別的、攻撃的な扱いをためらわない」。具体的にどんな行為を指しているのかは、書いていないので分からない。