産経抄

1月19日

 反米の革命政府を九州に打ち立て、日本から独立させる。朝鮮戦争が起こった1950年当時、日本の共産主義者は南進する北朝鮮軍と呼応して、九州の「赤化」を狙っていた(谷口智彦著『日本人のための現代史講義』)。

 ▼いまの時代からみればおとぎ話にすぎない日本の共産化も、その頃は現実となる恐れがあった。朝鮮半島の情勢次第では、左右どちらに転ぶか分からない。そんな危うい時代だった。西側陣営の一員として戦後の国際秩序を担う歩みは、日本の賢明な選択と米国の協力から生まれている。