産経抄

2月5日

 令和元年の出生数は86万4千人で、過去最少を更新した。推計より2年も早く90万人割れとなる衝撃的な数字である。やはり東京オリンピックを翌年にひかえた昭和38(1963)年は、どうだったか。

 ▼当時は高度成長の真っ盛り、日本は元気いっぱいだった。第1次ベビーブームは終わっていたが、それでも166万人の赤ちゃんが生まれている。1人の女性が一生の間に産む子供の数、いわゆる合計特殊出生率も、2・00だった。