産経抄

2月18日

 明治中期から昭和にかけて東京市長などを歴任した後藤新平はもともと医師だった。政治家に転じるきっかけとなったのが、日清戦争である。

 ▼復員将兵の検疫業務で辣腕(らつわん)をふるい、陸軍次官だった児玉源太郎の目に留まった。児玉が日本統治下の台湾の総督に就任すると、総督府の民政長官に抜擢(ばってき)される。後藤の台湾経営は8年間に及び、インフラ整備を進め、日本の衛生行政制度を導入した。