産経抄

3月4日

 中東レバノンに逃亡中のカルロス・ゴーン被告が、日産自動車の再建に社長として取り組んでいた時、よく引き合いに出されたのが、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のジャック・ウェルチ会長である。人員と部品の調達コストの削減を図ったゴーン被告は、「コストカッター」と呼ばれていた。

 ▼ウェルチ氏の異名は、「ニュートロン・ジャック」である。会長に就任した1980年代前半、建物を破壊することなく、人間だけ排除する中性子(ニュートロン)爆弾の開発が話題になっていた。それほど苛烈なリストラを断行したことで知られる。