NHKは嫌いだが、相撲は大好きという身勝手な先輩、同僚が多く、場所中の平日は夕方になるとテレビ前に人が増える。新型コロナウイルス感染防止のため、異例の無観客開催となった大阪・春場所初日の日曜、「テレワーク」に疎い小欄は、一人寂しく出社して静かに厳粛な気持ちでテレビ観戦した。
▼ご存じの通り、相撲は国技であり、天下泰平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る神事としての歴史がある。四股を踏むのも悪霊を払い、地に踏み鎮める意味があるといわれる。各地の祭礼などで地元の人たちが参加した奉納相撲などが守られている。