感染の拡大が続く新型コロナウイルスとよく比較されるのは、2002年に中国・広東省で発生し、全世界で700人以上の死者を出した重症急性呼吸器症候群(SARS)である。中国当局による情報隠蔽(いんぺい)が、大流行の要因の一つとなった。
▼中国本土以外でとりわけ被害の大きかったのが、台湾である。「中国が発生源なのに、SARSでは元凶がどこなのかわからない。『中国肺炎』とすべきだ」。与党・民進党の蔡同栄・立法委員は、改名を訴えていた。
感染の拡大が続く新型コロナウイルスとよく比較されるのは、2002年に中国・広東省で発生し、全世界で700人以上の死者を出した重症急性呼吸器症候群(SARS)である。中国当局による情報隠蔽(いんぺい)が、大流行の要因の一つとなった。
▼中国本土以外でとりわけ被害の大きかったのが、台湾である。「中国が発生源なのに、SARSでは元凶がどこなのかわからない。『中国肺炎』とすべきだ」。与党・民進党の蔡同栄・立法委員は、改名を訴えていた。