産経抄

3月23日

 新型コロナウイルスの発生地となった中国湖北省武漢市にある武漢大学は、桜の名所として知られる。キャンパス内の約千本の桜は、もともと1930年代に武漢を占領した旧日本軍により持ち込まれたのが始まりだ。

 ▼72年の日中国交正常化の際には、田中角栄首相から周恩来首相夫人に贈られた桜も植えられた。もっとも都市封鎖となって以来、住民の自由な外出は禁止されてきた。多くの人は、武漢大学が始めたネット上での桜の動画配信で、花見を楽しんでいる。