産経抄

5月23日

 韓国の慰安婦支援団体といえば、いつの間にか国家的英雄視されるようになった元慰安婦の威光を背に、半ば聖域のように扱われてきた。世論を動かす影響力は大きく、「日韓外交に関して事実上の拒否権を持っている」(韓国外務省高官)ともいわれる厄介で反日的な存在である。

 ▼その代表格が「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(旧韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会)で、前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)氏は4月の総選挙で与党から当選している。ところが、順風満帆に見えた尹氏を、30年間活動をともにしてきた元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)氏が告発したことで事態は動く。