産経抄

5月28日

 JR東日本やJR西日本が民間会社であることに誰も違和感を覚えない。もっとも、旧国鉄が分割・民営化に至るまでの道のりはすさまじいものだった。

 ▼それを教えてくれたのが、JR東日本元社長の松田昌士(まさたけ)さんが平成20年に日本経済新聞に連載した「私の履歴書」である。改革の先頭に立っていた松田さんと家族に、反対勢力はいやがらせを仕掛けてきた。自宅近くで街宣車が「松田は大悪人」と大音量で繰り返す。浮気をしている、などとデマも流された。